MIT留学でダニエル一家は何を思ふ
三十路ダニエルがMITで勉強する意味はあるのか/二重国籍者の留学とは何なのか/ハンドボールについて何を思ふのか/アメリカ・日本について何を思ふのか
プロフィール

ダニエル

Author:ダニエル
ダニエル(夫):MITエンジニアリング修士課程に社費留学中、アメリカ生まれの二重国籍、趣味ハンドボール、レッドソックスにわかファン
サクラ(妻):米国企業の日本法人を辞めて渡米、でもアメリカ苦手、2年間で好きになれるか
ハロルド(長男):ダニエルに外見も中身もうりふたつ、慎重派な3歳児
ジョン(次男):ハロルドの若かりし頃にそっくりの、ボストン生まれのハッピーボーイ

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25パーセントが終わりました「ボストンを思ふ」
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図:ニューヨークは偉大でした

クリスマス前に、ニューヨークに2泊3日の観光に行ってきました。はじめてのニューヨークでした。非常に感動しました。しかし同時に、ボストンの良さを再確認する旅行になりました。MITがボストンにあって良かったと実感しています。

何より、ニューヨークの人ごみには驚きました。クリスマス前ということもあるかもしれませんが、タイムズスクウェアなどは歩道が人で埋め尽くされ、ベビーカーで通るのに一苦労しました。ボストン市街も人は多い方だと思います。でも、ニューヨークと比較すると、まだまだかわいい方です。子連れの我々としては、ボストンの人ごみぐらいが丁度良いと感じています。

そして、ニューヨークは、やはり「観光地」です。自由の女神もエンパイアステートビルも「観光地観光地」していました。住むところではない、という感じです。ボストンにも多少の観光地がありますが、これらは決して「観光地観光地」していません。ひっそりと来客を待っている雰囲気があります。ボストンは大人の雰囲気と言う感じでしょうか・・・。

ただし、ボストンも良い点ばかりではありません。

①日本からの直行便がないこと。 先日初めて日本からボストンを訪ねてくれた友人がいましたが、日本からの長旅に疲れた様子でした。ビジネスの顧客が見込めない限りは直行便は現実しないとのこと。松坂がボストンに来たところで、ずっとこの状況が続くことでしょう。

②家賃が高いこと。 聞いたところによると、ニューヨーク、サンフランシスコと並んで家賃が高いらしいです。我々の築何十年の家族寮でさえ月1,300ドル。オフキャンパスになれば、月2,000ドルは必要な状況です。面白いのは、ボストンの場合は「理由のない家賃の高さ」だそうです。なので、投資家は不動産の下落を恐れ、ボストンの不動産には投資しないとのこと。いずれ、この状況は解消されるかもしれません。

③寒いこと。 今年のニューイングランド地方は、記録的な暖冬らしいです。(我々には、それでも寒いですが・・・。)来年も記録的な暖冬であってほしいと思っています。

#ニューヨークでは、9.11の現場にも立ち寄りました。忘れてはならない事実だと思います。
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図:グランドゼロを望む消防署の脇にあるモニュメント
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25パーセントが終わりました「家族を思ふ」
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図:MITからボストン市街を望む

留学してから、家族との接し方が大きく変わりました。家族と過ごす時間が極端に多くなりました。

日本での会社員時代の平日は、息子の寝顔しか見ることができませんでした。朝早い出社時にはまだ寝ていましたし、夜遅い帰宅時にはすでに寝ていました。アメリカでは、朝食を毎日一緒に食べます。夕食も一緒です。たまに、昼食も一緒です。積極的に育児に参加していると言ったら妻に怒られそうですが、息子の成長をまさに日々感じることができ、うれしい限りです。ソニーの井深さんの育児の本には、3歳までの教育でその人の人生が決まるというようなことが書いてありました。この環境が息子にとってもよい結果をもたらしてくれることを期待しています。

妻についても、結婚して数年が経ちますが、ここまで一緒に時間をすごしたことは、もちろんありません。そのせいもあり、また、慣れない生活ということもあり、最近はケンカの頻度と程度が日本時よりもはるかにレベルアップしたような気がします。まあ、これも良しとしましょう・・・。

いずれにしても、この「孤独」な留学生活を楽しんでいられるのは、家族のおかげであると感謝しています。これが、私、妻、息子の家族3人のウィンウィンシチュエーションであることを願っています。(ダニエル)


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25パーセントが終わりました「孤独を思ふ」
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図:MITのシンボルのドーム

何と言ったところで、結局のところ「孤独」だと思います。

①全米的にも大学院生は皆孤独である
渡米前、留学特集であったニューズウィークに、大学院生の自殺率が全米的に高く、社会問題になっているという記事があったことを覚えています。入学時でのオリエンテーションでも、そのことが触れられていました。「昔はMITの自殺率も高かったけれど、様々な対策の効果もあり、今は改善されてきています」とのこと。今月の大学院生のための機関紙「GRADUATE STUDENT NEWS」のお題は「MENTAL HEALTH」、すなわち、精神的にトラブルになった場合にどのように対処すべきか、というテーマになっています。また、大学院生の寮の窓は、飛び降り自殺ができないような構造になっているとのこと。ハーバードの英語のサマースクールの先生は、ISOLATEしないようにね、とアドバイスしてくれました。これは、日本ではあまり聞かない話ですが、全米的には大きな問題として認識されているようです。

②アメリカ人相手だと孤独感を感じる
英語で上手にコミュニケーションが取れないからということもありますが、どうしてもアメリカ人の本音が分りません。彼らは、表面的には誰にでも社交的です。会えば必ず「元気か?」ですし、何か言うと、「すごいねー」「いいねー」を連発します。英語の先生によると、それは移民の国であるアメリカ人の習性であり、「口では社交的だけれど、心の中では何を考えているのか分らないのよ」、とのこと。そんなことを聞き、アメリカ人不信に陥りつつあります。どうしても疑った目でアメリカ人を見てしまいます。周りにはアメリカ人しかいないので、困ったものです。

③会社生活と比べると孤独感を感じる
今考えると、会社生活は孤独とは無縁の世界でした。上司からは常に監視?されていましたし、頻繁にミーティングがあり、そしてメールや電話でのやり取りも多くありました。たしかに、これらは仕事上の付き合いに過ぎませんが、それでもグループワークというものは楽しいものでした。一方で、大学院生活や研究は、基本的にはひとり作業です。グループワークも時々ありますが、一過性のものに過ぎません。仮に研究室に一週間顔を出さないでも「どこか遊びに行ってるんじゃない」と言われるだけで、誰に迷惑をかけることもありません。おそらく、数年前の日本での大学院生活も似たような状況であったと思いますが、社会人を経験してしまっただけに、何か物足りなさを思います。

決して今の環境を悲観していません。逆に、新鮮であり、プラスに考えています。孤独と自由はニアリーイコールだと思います。今は、この自由な環境を楽しみたいと思います。(ダニエル)

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25パーセントが終わりました「英語を思ふ」
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図:AERO/ASTROの校舎にはダニエルの名前があります

「英語がここまでダメだとは思わなかった」というのが実感です。聞きとれない・喋れない・書けない…。本当に厳しい現実です。

アポロプロフェッサーの話していることは、よくみて50パーセントしか分りません。ディスカッションになると、さらに状況は悪化します。お酒が入ると、さらに悪化します…。先日、研究室の連中(アメリカ人5人+カナダ人1人)と飲みに行きましたが、まったく何を言っているのか分らない状況でした。非常にフラストレーションのたまる飲み会でした。

今振り返ると、何とかなるだろう、と楽観視していた自分がいます。TOEFLなどで、なまじ中途半端によい点を取ってしまっているからかもしれません。大きな間違いでした。ネイティブ相手だと、まったくコミュニケーションが取れません。そして悪いことに、周りにはネイティブしかいません…。

とにかく、この状況を改善しなければ、ということで冬休みは英語の勉強に集中するつもりです。次の授業まで、あと2ヶ月。どこまで改善されるでしょうか…。(ダニエル)

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25パーセントが終わりました「MITの授業を思ふ」
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図:なかなか見事な玄関

本学期は、2つの授業を履修しました。よく言われる課題の多さは、事実でした。英語が不出来なこともあって、毎晩2時3時まで課題に追われていました。しかし、「授業がこんなに楽しいとは思わなかった」というのが、正直なところです。理由はいくつかあると思います。

①教授にオーラがある
今回の授業の教授陣は、目に見える実績のある人ばかりでした。アポロ計画に携わったというアポロプロフェッサー、女性初の海軍戦闘機パイロット、航空機の衝突防止回避装置(TCAS)の仕様策定者等々でした。そして、元宇宙飛行士も授業中に普通に講演をしました。詳しいことは知りませんが、アメリカの大学では、実績のある先生は、どんどん大学をステップアップ?するようです。結果として、MITのようなお金のある有名大学には、実績のある先生ばかりが集結する、ということでしょうか。いずれにしても、そんな実績のある教授陣に教わるというだけでも、楽しいものでした。

②学ぶ目的がしっかりしている
社費留学生である私は、勉強したい内容がはっきりしています。ソフトウェアシステムのセーフティです。授業のたびに、「あ、これは帰国したら使えるな」とか、「うちの業界とは違うな」などと考えます。周りには、二十歳そこそこの、普通の、テストのために勉強しているような学生もいます。彼らよりは、はるかに授業を楽しんでいる自信があります。

③久しぶりの授業である
このポイントは、かなり大きいかもしれません。会社生活をはじめて、もうすぐ7年になります。6年半ぶりの授業でした。日本での会社生活に不満があった訳ではありません。むしろ、幸せな会社生活であったと思っています。しかし、久しぶりの授業は会社生活とは違う楽しさがありました。

30歳という年齢だと、研究員やポスドクという立場で留学している方も多く見られます。私も、その方が勉強になるのではないかと思っていました。でも、今は授業を受けることができて本当によかったと思っています。(ダニエル)

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25パーセントが終わりました
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図:クリスマスリースの飾られたMIT玄関

本日の研究室のゼミと英語の授業をもちまして、秋学期がめでたく終了しました。「めでたい」かどうかは分りません。昨日帰ってきたテストは、平均点を大幅に下回る結果でした。そのこともあって、素直には喜べない感じです。とにかく、秋学期が終わりました。これから春学期の始まる2月上旬まで、冬休みになります。誰からも拘束されることのない生活が一ヶ月半続きます。まさに、夏休みに突入する小学生の気分です。

留学は2年の予定なので、半年経過したこの時点で、ちょうど25パーセントです。秋・春・秋・春の4学期を過ごすことになるので、秋学期の終了したこの時点で、学期的にも25パーセントです。

ここで、これまでの半年を振り返り、MITについて思ふこと、留学について思ふこと、アメリカについて思ふこと等を、何回かに分けてポストしておきたいと思います。(ダニエル)

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