MIT留学でダニエル一家は何を思ふ
三十路ダニエルがMITで勉強する意味はあるのか/二重国籍者の留学とは何なのか/ハンドボールについて何を思ふのか/アメリカ・日本について何を思ふのか
プロフィール

ダニエル

Author:ダニエル
ダニエル(夫):MITエンジニアリング修士課程に社費留学中、アメリカ生まれの二重国籍、趣味ハンドボール、レッドソックスにわかファン
サクラ(妻):米国企業の日本法人を辞めて渡米、でもアメリカ苦手、2年間で好きになれるか
ハロルド(長男):ダニエルに外見も中身もうりふたつ、慎重派な3歳児
ジョン(次男):ハロルドの若かりし頃にそっくりの、ボストン生まれのハッピーボーイ

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50パーセントが終わりました「二重国籍の選挙を思ふ(後)」
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図:ボストン市街にあるボストン総領事館(このビルの14階です)

先日、ダウンタウンにあるボストン総領事館を訪れ、参議院選挙の在外投票をしてきました。

最終日の土曜日ということもあり、投票者はまばら。ご丁寧に私と妻それぞれに係員の人が投票方法を説明してくれて、厳正な手続きを経て投票を行うことができました。

ただし、このポストは、「日本の選挙はすばらしい!選挙はこうあるべきだ!!」という趣旨ではありません。「私のような二重国籍者でも、日本の在外選挙ができるんだ!」という趣旨になります。

在外選挙をするためには、「在外選挙証」の取得が必要になり、その在外選挙証を取得するためには、ボストン総領事館に私の日本のパスポートを提示しなければなりません。しかし、私の日本パスポートには、普通ならあるべきはずのビザのスタンプ等が一切なく、このパスポートを見た担当者は、私が二重国籍者であることをわかってしまいます。

二重国籍を認めていない日本政府に対して、「私は二重国籍です」と宣言することには少々抵抗を感じます。

ただし、日本政府は、私のような二重国籍者も日本のパスポートの更新等の手続きが領事館で実施できることを保証しているようです。

ということで、在外選挙の手続きを進め、この度、無事に在外選挙を果たしたのでした。パスポートを提示したときには少しドキドキしましたが、何の質問もありませんでした。担当者が私が二重国籍者であることを認識したうえで在外選挙証を発行してくれたのか、もしくは、パスポートの提示は単なる顔写真の照合のみのためであり、二重国籍であることなどまったく認識しないままに選挙証を発行してくれたのか、細かいところは定かではありませんが、「私のような二重国籍者でも日本の在外選挙ができた!」ということは確かです。

今夏は、アメリカと日本の両方の選挙に参加しました。いよいよ二重国籍者らしくなってきました・・・(ダニエル)
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テーマ:留学 - ジャンル:海外情報

50パーセントが終わりました「二重国籍の選挙を思ふ(前)」
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図:投票所だったMITのクレスジ講堂

アメリカ人だから選挙権あるだろうな、でも、どうやって投票するのかな、などと思って1年が経ってしまいましたが、つい先日、アメリカ人として、アメリカの選挙に初めて参加してきました。

日本の場合、各市町村に「住民登録」すると選挙ごとに選挙の案内が葉書で届いたと思いますが、こちらの事情は違います。アメリカでは「選挙登録」をします。

6月上旬、居住しているケンブリッジ市の選挙事務所を訪れ選挙登録を済ませました。書類に必要事項を記入し、提出するのみで終了。IDの提示などは一切ありませんでしたが、自動車免許の登録番号を記入しましたので、その情報をもとに個人情報を照会しているのだと思います。アメリカでの運転免許の存在意義の大きさを実感します。「数日後に確認の書類が郵送されます。次の選挙は6月26日よ。」とのこと。

数日後、「あなたの選挙登録は完了しました。あなたの投票所はMITのクレスジ講堂です。」との書面が届きました。

26日は "Specail State Election"という選挙でした。日本のように選挙案内の葉書も候補者の一覧の書類も送付されたこないので、とりあえず、前日にインターネットで検索してみました。上院議員か何かに欠員が出たらしく、その補充の選挙だったようです。立候補者は民主党から1人のみの信任投票のようで、そのせいか、情報は非常に限られたものでした。

そして当日、まだまだ情報不足の状態でしたが、とりあえず投票所に足を運びました。アメリカの選挙の雰囲気、日本とは違いました。

1.厳正な選挙?
投票所は、いわゆる「アメリカの役所」でした。投票所に入ると、受付のおばさん連中と警察官がペチャクチャお喋りしていました。私が入っても、お構いなしでお喋りは続きます。今では慣れっこになった、「アメリカの役所仕事」でした。選挙も例外ではありませんでした。

2.共和党?民主党?未加入?
選挙登録の際に、「共和党員ですか?民主党員ですか?未加入ですか?」という項目がありました。よく分らなかったので空欄のまま提出したら、「未加入」というように登録されているようです。

選挙当日に受付で名前と住所を述べると、受付が名簿に記載されている内容を確認します。(選挙当日も、こちら側からID等の提示は一切必要ありませんでした。ちょっと驚きです。)その名簿にも「Unenrolled(未加入)」と明記されていました。「あなたはなぜ未加入なんだ?」「よく分らないけど、とにかく未加入だよ」「ちょっと待ってなさい」ということで、おばさん方は何やらマニュアルを見ながら、いろいろと協議し始めました。イレギュラーだったのでしょか?数分後、「投票してよいよ」ということで、投票用紙を渡されました。

??。「未加入」というのは、そんなに珍しいことなのでしょうか。分らないことだらけです。

3.個人情報は?
前述の名簿は、我々からもよく見えました。寮の隣の部屋のアメリカ人夫妻の名前もありました。政党への加入状況も、よく見えました。そして、実際に投票した人には印が付けられていました。この類の情報は、個人情報だと思うのですが、アメリカでは問題にならないようです。

以前の大統領選挙で投票/開票作業を巡って大問題になったことを思い出しました。そして、納得しました。(ダニエル)

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50パーセントが終わりました「アメリカ(MIT)の大学教育を思ふ」
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図:学部生の寮であるシモンズホール(奇抜です)

渡米して1年、アメリカの大学教育について、少しずつ思ふところがでてきました。

1.アメリカの大学教育はスパルタ教育?
ハーバードのサマースクールからそうですが、とにかく課題が多すぎです。先学期の確率論の授業では、毎週のようにレポート(プロブレムセット)を10回提出して、それでいて期末テストがありました。勉強にはなりますが、結局のところスパルタ教育なのでは?、などとも思ったりしています。悪く言えば、自由さに欠けている。クラブ活動やバイトに重点をおく学生がいても良さそうなものですが、アメリカでは勉強以外に重点を置くことは許されないような雰囲気を感じます。勉強するために渡米した私には何ら支障はありませんが、若い学生たちにとってはどうなんでしょうか?

2.MITは会社?
MITの学費が高すぎることは以前ポストしましたが、その理由が分りました。リサーチアシスタント制度(RA)を使って、誰も支払っていないからです。私も詳しくは知りませんが、RAとして教授に雇ってもらえれば、授業料免除のうえ、月々2,000ドル程度がもらえるとのことなのです。少なくとも、私の所属する専攻では、自分で学費を支払っている学生を知りません。皆RAか、もしくは私のような企業派遣です。コーネル大学から移ってきた研究室の同僚が言っていました、「MITは会社同然だ。」私もそう思います。

3.出るのは難しい?
少なくとも、私の所属する航空宇宙工学専攻の修士課程については、修了するのは、それほど難しい話ではないのかもしれません。たしかに課題の量は多いですが、「内容が難しすぎて理解できない」というようなことはありません。授業の難易度的には、東大と変わりないのではないでしょうか。モチベーションを維持して、時間さえ割けば、出るのは難しくないような気がします。日本と同じだと思います。(博士課程になると話が変わってくるのかもしれませんが・・・)

4.入るのは易しい?
一方で、入るのはどうなんでしょうか?実は、私の研究室の同僚ジョーが博士課程試験に失敗し、MITを去ることになりました。彼はESD(エンジニアリング・システム・ディビジョン)の学生ですが、ESDでは博士課程を希望する場合でも、はじめは修士課程として入学し、2年目程度で博士課程試験を受験します。この試験は通常2回受験することができますが、2回失敗すると、再受験は認められないようです。そして、1回目の試験があまりに酷い成績だと、2回目の試験も受けさせてもらえないようです。ジョーは、1回目の試験で再受験禁止を言い渡されました。ちょうどこのタイミングで修士課程を取得したために、MITに居場所がなくなったのでした。第一次の論述試験が終了した段階で声をかけたら、「とってもよく出来たと思うよ。あとは口述だけだよ。」との回答でしたので、驚くばかりです。ジョーもRAだったので、いわゆる「解雇」です。ドライです。入るのも難しいようです。

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50パーセントが終わりました「MITの国際色を思ふ」
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図:家族寮のWESTGATE(我家は別棟です)

MITは、国際色豊かです。大学のホームページによると、大学院の留学生は2,400人。113カ国からの学生が集まっているようです。他大学の状況は知りませんが、少なくとも、「国際色豊か」といって嘘ではないと思います。様々な国の人と多少でも交流することができて、非常に新鮮です。

よく言われるように、中国人、インド人、そして韓国人の存在が目立ちます。日本人については、個人的には「多いな」と思いますが、これらの目立つ国と比べると、圧倒的に少ない方になるようです。

面白いのは、私の知っている範囲では、アメリカ人学生の分布に偏りがあることです。たとえば、うちの研究室はアメリカ人(+カナダ人1人)ばかりです。一方で、「うちの研究室にはアメリカ人がいなくて、インド人(またはアジア人)ばかりだよ」という学生を私は3人知っています。

MITの中だけで暮らしていると、ここがアメリカだかどこだか、わからなくなる今日この頃です。(ダニエル)

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